ランニング中の股関節の痛み

ランニング中の股関節の痛み

走っている最中、踏み込んだ瞬間に股関節にズキッとした痛みが走る。

そのまま走り続けようとすると、脚がうまく前に出ず違和感が強くなる。

最初は「ちょっと張っただけかな」「疲労かな」と思っていても、

時間が経つにつれて痛みがはっきりし、走る・歩く・立ち上がる動作がつらくなってきます。

ランニング中に起こる股関節捻挫は、突然のアクシデントのように感じられますが、

実際には日頃の身体の使い方や疲労の蓄積が関係しているケースがほとんどです。

なぜランニング中に股関節捻挫が起こりやすいのか

股関節は、走るたびに体重の数倍の衝撃を受け止める重要な関節です。

筋肉の柔軟性が低下した状態や、疲労が抜けきらないまま走ることで、

ちょっとした着地のズレが限界を超え、捻挫や炎症につながることがあります。

ランニング中に股関節捻挫が起こる4つの理由

① ウォーミングアップ不足・柔軟性の低下

準備運動が不十分なまま走り出すと、

股関節周囲の筋肉や靭帯が硬い状態で急な動きを強いられます。

その結果、踏み込みや蹴り出しの瞬間に負荷が集中します。

② フォームの乱れ・左右差

疲労が溜まると、無意識に片脚に頼った走り方になります。

左右差があるまま走り続けることで、股関節に偏ったストレスがかかり、

捻挫を起こしやすくなります。

③ 路面状況・シューズの影響

傾斜のある道やクッション性の合わないシューズは、着地時の衝撃をダイレクトに股関節へ伝えます。

小さなズレの積み重ねが、痛みとして表れることがあります。

④ 疲労・回復不足

走行距離や強度が増えているのに、休養が足りていないと筋肉や関節の回復が追いつきません。

その状態で走ることで、普段なら問題ない動作でもケガにつながります。

【要注意】股関節捻挫でやりがちなNG行動

痛みを我慢して走り続ける、無理にストレッチをする、強く押す・叩く

これらは炎症を悪化させ、回復を遅らせる原因になります。

股関節捻挫になったときの正しい対処法

① まずは走るのを中止し、安静にする

痛みがある状態で走り続けると、回復までに時間がかかります。

違和感を感じた時点で無理をしないことが大切です。

② 状態に応じて冷やす・温める

腫れや熱感がある場合は軽く冷やす。

痛みが落ち着いてきたら、股関節やお尻周りを温めて血流を促します。

③ 早めに専門家に相談する

股関節捻挫は、股関節だけでなく骨盤・体幹・走り方が関係しています。

原因を確認することで、再発予防にもつながります。

股関節捻挫に向いている施術とは

強く押さない、無理に動かさない。

股関節だけでなく、骨盤や体全体のバランスを確認する。

こうした施術は体への負担を抑え、回復を助けます。

まとめ|ランニング中の股関節の痛みを軽く見ないために

股関節捻挫は「たまたま起きたケガ」ではありません。

日々の疲労や体の使い方が積み重なった結果、表に出たサインです。

小さな違和感のうちに体を整えることが、長く安全に走り続けるための一番の近道です。