通常の指は腱によってスムーズに曲げ伸ばしができますが、ばね指はその腱が何らかの原因によって肥厚して腱鞘と呼ばれる部分に引っかかりが生じ、指の曲げ伸ばし時にばねのような引っ掛かりが生じる“バネ現象”が起きる状態です。
バネ指の症状
初期症状は、指がむくんだ感じがしたり違和感を感じることがあります。進行すると指の腱や腱鞘と呼ばれる部分に炎症が起き、腫れや熱感を生じます(腱鞘炎)次に、手のひらの指の付け根に固い部分ができ、押すと痛みを感じるようになります。更に症状が進むと、指を動かすとカクッという引っかかりを感じるようになります(弾発指)。
症状は一般的に朝が強く、昼になると軽減することが多いです。ひどくなると指が動かない状態になります。親指、中指、薬指に多く、人差し指、小指にはあまりみられません。