腰の痛みがなかなか改善しない、長時間立っているとつらい、お尻から脚にかけてしびれを感じる。
このような症状がある場合は、「辷り症(すべり症)」が関係している可能性があります。
辷り症とは?
辷り症とは、背骨(腰椎)の一部が前方へずれることで、神経や周囲の組織に負担がかかる状態です。
特に中高年に多い変性すべり症は、加齢に伴う椎間板の変性が大きく関係しています。
椎間板は背骨のクッションの役割を担っていますが、加齢とともに水分量が減少し、弾力性が低下します。
その結果、背骨を支える力が弱くなり、椎間関節や靱帯への負担が増えることで、腰椎が前方へずれやすくなると考えられています。
一方で、若い世代では腰椎分離症をきっかけに発症する分離すべり症がみられることもあります。
主な症状
辷り症では、次のような症状がみられることがあります。
① 腰の痛みが続く
② お尻から太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれ
③ 長時間立っている、歩いていると症状が強くなる
④ 前かがみになったり、座って休んだりすると症状が和らぐことがある
※症状の現れ方には個人差があり、画像検査で辷り症が確認されても症状がほとんどない方もいます。
整体で大切にしていること
整体では、痛みが出ている腰だけを見るのではなく、骨盤や股関節、背骨全体の動きや姿勢のバランスを確認しながら施術を行います。
腰まわりだけでなく、お尻や股関節周囲の筋肉の柔軟性や身体の使い方にも着目し、腰への負担を軽減できるようサポートします。
なお、椎間板の変性そのものを元に戻すことはできませんが、身体全体のバランスを整えることで、日常生活で腰にかかる負担を少なくすることを目指します。
日常生活で気を付けたいこと
症状の悪化を防ぐためには、普段の生活習慣も大切です。
① 長時間同じ姿勢を続けない
② 重い物を持つときは腰だけでなく膝を使う
③ 無理のない範囲でウォーキングや体幹トレーニングを行う
④ 痛みが強いときは無理をせず、身体を休める
こんな症状は医療機関へ
強い痛みやしびれが続く場合や、脚に力が入りにくい、排尿・排便に異常がある場合は、整体だけで対応せず、早めに医療機関を受診することが大切です。
適切な検査によって原因を確認し、必要に応じて治療を受けたうえで、整体による身体のケアを取り入れることが安心につながります。
まとめ
腰痛やしびれを「年齢のせいだから」と我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、辷り症は椎間板の変性や姿勢、筋力の低下など、さまざまな要因が重なって症状が現れることがあります。
気になる症状がある場合は、早めに身体の状態を確認し、適切なケアを始めることが大切です。
当院では、一人ひとりのお身体の状態に合わせた施術を行い、日常生活での負担軽減をサポートしています。
お気軽にご相談ください。


