足底腱膜炎の特徴と骨盤王国の考え方とアプローチについて ~実際のお客様の例~
気持ちよさそうですね(笑)
同じ足の裏ですが、今回はヒトの足裏のお悩みで多い足底腱膜(筋膜)炎について、実際のお客様の例をあげてお伝えしていこうと思います。
足底腱膜炎について
・特徴と症状
立ちっぱなしのお仕事やウォーキングを頑張る、ランニングを毎日しているなど、長時間の立位や歩行、ランニングなど足底に負担の加わる動作を過剰に繰り返しことにより起きると言われています。足裏にある足底腱膜に炎症が起きて、かかとの内側から中央にかけて痛みが起きることがあります。この症状が足底腱膜炎です。特徴的として、よくお客様が言われるのは「朝起きて、立ち上がるときや歩き出し時に足の裏に痛みがでる」「しばらく歩いていると痛みが和らいできて、昼過ぎから夕方になるとなくなってくる」などです。
・なぜ起きるのか
足底腱膜に負荷がかかる原因は、主に
・圧迫力(足裏にずっと荷重がかかっていたり、足を着地させた時に衝撃がかかるとき)
・牽引力(走っていて蹴り出すときに腱が引っ張られる力がかかった時)
の2つです。
http://www.dk-sc.com/service1/plantar.htmlより引用
個人的な考えとしては、この中でも割合としては圧迫力によるものが多いと感じます。長い時間立ち仕事をされたり、ランニングやジャンプ動作を繰り返している、年齢を重ねることで昔はできていたことができない、姿勢が悪いことで体重のかかる位置が変わるなど足の同じ位置に荷重がかかり続けることによって、足底腱膜にかかる負荷が大きくなり、炎症や小さな断裂が引き起こされます。この状態でも痛いのですが、このままランニングなどを続けると牽引力も加わり、さらに踵や足の裏に痛みが出るようになってしまうのです。
これを踏まえたうえで、実際に来られているお客様を見てみたいと思います。
40代 男性
Hさん
お悩みは右足底の痛みです。
よくある症状と同じように起床時が一番痛くて、歩き出すと少し痛みが落ち着くが痛いのは痛いといった状態でした。。
立っているときに後ろから見た写真です。
少しわかりにくいかもしれませんが、すねと踵の角度を比べてみてください。右足の角度が大きくなっているのがわかりますね。こういった足になることでかかとの内側に荷重がかかりやすい状態になります。Hさん立ち仕事をされているため、ずっとこの状態でした。また、姿勢もあまり良くありませんでした。背中が丸くなり、重心が後ろにいきやすい姿勢だったこともかかとに体重がかかりやすい原因の一つでした。
足底はこんな状態でした。
丸を付いている場所に痛みがあると言われています。体重が後ろにかかりやすく、かかとの内側にずっと圧力が加わっているためにここに痛みが出ていたわけです!
施術を受ける前の歩き方はこうのようになっていました。
パっと見たところわかりにくいのですよね。私にはわかるんです(笑)
この方の歩き方は右足が特徴的ですね。左も良いわけではないのですが、右足は明らかにおかしな歩き方をされています。大きな特徴は2つあります。
①かかとの内側から地面に接している。
②体重がかかるときに土踏まずがつぶれてしまっている。
痛いはずなのに、痛い所に体重がかかるように歩いているんですね!これでは痛みが引いてくるわけがありません。
この歩き方を確認したのち施術を始めました。
ポイントは循環促進!損傷している部位を修復するためには、体の隅々まで血液が巡る必要がありそうすることで自然治癒力を向上させることができるのです。部分的な治療も必要ですが、治癒力を向上させることに着目することで体が治るための土台作りを行いました。
それに加えて、足首にテーピングを施行しました。よくあるヒールロックによる固定やアーチサポートではなく、かかとにわずかな張力だけをかけて踵の内側にかかる荷重を減らすように誘導しました。
その結果がこちらです。
歩くスピードが速くなってますよね!痛みは残るものの、3割くらい減ったと言われていました。Before-Afterは初回の来店時のものです。土踏まずの落ち込みはまだまだ残っているので、これは今後の課題として修正していきたいと思います。
いかがだったでしょうか。Hさんは現在も来店されていますので、今後の経過についてもまた報告させていただければと思います。
骨盤王国では、痛い場所だけを治療するのではなく、全身からそこに影響を与えている原因を探し出し調整を行います。長年お悩みの方も、最近足の裏が痛いとお悩みの方もどこに行ったらいいか迷っている方は一番初めに骨盤王国渋谷整体院へいらしてください!